税理士法人SKJ 岸会計事務所

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<「税理士新聞」より転載>

【 五輪で再び変わりゆく東京 】

 1964年の東京五輪開催は、モノレール開通、首都高建設など、さまざまな変化を日本中にもたらした。そして2020年、再び東京に五輪がやってくることで、同様の変化が起きつつある。

 その一つが、高速道路の「ナンバリング標識」の導入だ。現状の高速道路の看板は緑地に漢字とアルファベットで「東名高速TOMEI EXPWY」などと書かれているが、これを外国人により分かりやすくするため、東日本高速道路は五輪前年の19年までに、すべての高速道路に「E1」や「E51」といったアルファベットと数字のナンバリングを付与し、看板も全て交換することを決めた。今月から設置を始め、最終的に872枚が取り付けられる。全国で同様の計画が進んでいるほか、五輪までには市販のカーナビソフトもすべてナンバリング標識に対応予定だという。

 高速道路ではこれから始まるナンバリングだが、鉄道では大手私鉄や地下鉄ではすでに定着している。実は、これが日本に広がったきっかけも、世界的なスポーツイベントである02年のサッカー日韓W杯だ。決勝戦が横浜スタジアムで行われることをきっかけに横浜市営地下鉄が導入し、その後東京の都営地下鉄などが追随して全国に拡大した。

【 体感37度……過去“最高”の五輪に 】

 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックはどうやら過去“最高”の五輪となりそうだ。何が最高かといえば、競技時に選手が感じる「暑さ」だという。過去30年の夏季五輪開催都市と比較しても、東京はヒートアイランド現象によって気温、湿度ともに極めて高く、選手の体に与えるダメージも過去最悪になることが懸念されている。

 大学の研究チームが東京五輪のマラソンコースを検証したところ、午前7時半にスタートしたとしても、多く観戦客が見込まれる日なたの地点では、選手が感じる体感温度は33度になり、ゴール時にはなんと37度にも達した。東京の気温は年々上昇していて、20年には、環境省が「運動を中止する」と求めている基準の31度を超える34度になるとの予測もあるようだ。

 猛暑は選手にとって危険なだけでなく、観光客の数にも影響するだけに、政府や企業は現在、五輪に向けた暑さ対策を急ピッチで進めている。冷房完備の休憩スペースを競技場内に作るほか、給水機器を増設し、さらに人手が予想される道路には街路樹を増やして木陰を確保する。濡れにくい噴射ミスト発熱を抑えるベンチの開発が進むなど、五輪を機に暑さ対策の技術革新が進んでいる。

【 東京五輪の開会式が国民の祝日に?  】

 麻生太郎副総理を会長とする超党派の議員連盟「スポーツ議員連盟」が、東京五輪の開会式が行われる2020年7月24日を祝日とする内容を盛り込んだ法案を、来年の通常国会に提出する方針を固めた。政府も理解を示していて、法案は成立する見込みが高いという。

 成立すると20年以降、祝日が1日増えるのかというと、そういう話ではないようだ。この祝日は五輪のある1年間だけの限定的なもので、しかも既にある10月の「体育の日」を7月24日に移すことで済ませるのだとか。もともと体育の日の由来は、1964年に開催された前回の東京五輪の開会式が10月10日に行われたことにちなんでいる。東京五輪つながりで祝日を再利用して済ませるわけで、お休みが一日増えるわけではなさそうだ。なお、これを機に体育の日を「スポーツの日」と改称するという。

 開会式の日を祝日にするのはムード盛り上げもあるだろうが、さらに差し迫った理由も存在する。当日は各国要人の列席に備えた大規模な交通規制や世界中からの観光客で、交通機能が麻痺する可能性が指摘されている。混雑緩和のため政府は在宅勤務の推進を今から掲げているが、いっそ「休み」としたほうが話が早いと考えたようだ。

【 車のナンバープレートも五輪仕様に 】

 国土交通省はこのほど、2020年東京五輪を記念した「特別仕様ナンバープレート」のデザインが決定したことを発表した。デザインの施されたナンバープレートは、新車や中古車の購入時はもちろん、今乗っている車でも今年10月10日から取り換えることができるという。

 車ユーザーは地域ごとに決められた交付料金(東京都は7210円)を支払うことで、市松模様を模した五輪エンブレムがナンバーの右上に配置された特別プレートを手に入れることができる。エンブレムはオリンピックとパラリンピックのもので2枚1組だ。さらに1000円以上の寄付金を追加することで、ナンバープレートの背景全面にカラフルな模様が配置された図柄入りバージョンを選べるようになる。

 背景の図柄は公募から選ばれた、東京都在住のデザイナーの男性の作品だ。12色の光が中心に向かって集まり、多様な特徴を持ったすべての人が未来に向かっていくイメージを表現したものだという。最終審査にはその他に、江戸切子をモチーフにしたものや日の丸をイメージしたものもあったが、人種や国籍を問わない多様性の表現が、五輪を超えた普遍的なテーマだと評価された。

【 24年はパリ、28年はロサンゼルス 】

 IOC(国際オリンピック委員会)はこのほど、2024年夏季大会の開催地を仏・パリとし、一騎打ちとなっていた米・ロサンゼルスを28年大会の開催地とする方針を固めた。9月に開かれる総会で正式に決定される。2大会の開催地を同時に決定するのは五輪の歴史上でも異例だ。

 今回の決定の背景には、「五輪開催は名誉で、経済にとっても有益」という従来のイメージが崩れつつある現状がある。24年大会の開催地には当初、パリとLA以外にローマ、ハンブルク、ボストンなどが立候補していた。しかし財政状況などを理由に次々と辞退し、最後に残ったブダペストも、招致に反対する住民の署名を受けて、「開催に必要な団結力が得られない」と辞退。2都市の一騎打ちとなっていた。

 商業化が進むにつれて膨れ上がる五輪の開催費用は、もはや一都市には手に負えないものとなりつつある。開催費の負担をめぐり自治体間で対立している東京大会だけでなく、来年の冬季大会を控える平昌でも予算が当初の4倍に達し、住民からの反発が強まっているという。

 次の夏季大会開催地の決定は8年後だが、そこに立候補する都市はいったいどれだけいるのだろうか。

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