税理士法人SKJ 岸会計事務所

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<「税理士新聞」より転載>

【 札幌が2026年五輪の誘致断念「復興優先」というが…? 】

 2026年の冬季五輪を誘致していた札幌市が、このほど立候補の辞退を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に伝えた。バッハ会長は「地震の甚大な被害の説明を受けた。復興が最優先されるべきだと理解できる」と述べ、辞退の理由が先日起きた地震被害のためだと明らかにした。

 もっとも、この説明は理由の一面に過ぎないだろう。地震を抜きにしても、26年誘致に向けた機運がやや衰えていた点は否定できない。北海道新幹線が札幌まで延伸して、海外観光客に人気のニセコなどへのアクセスも向上する30年開催に方針転換すべきとの声が、地元でも上がっていたからだ。

 町田隆敏市長は「また市民の総意のもとで招致を改めて進めていきたい」と語ったが、実現性はやや怪しい。もともと冬季大会は開催費用がかさむこともあり、IOCが条件緩和をしてカルガリーなどが立候補するまでは札幌の無投票当選が噂されていたほどの金食い虫≠セ。また20年東京大会を巡る数々のトラブルが影響してか、札幌市民への世論調査では、4年前には30%だった「誘致反対」が今年には46%にまで上昇している。五輪誘致に向けた市民の総意≠ェ得られるかは甚だ不透明と言える。

【 開催地に残される「レガシー」は正か? 負か? 】

 2年後に迫る東京五輪に向けて、競技場や選手村など様々な施設の建設工事が進んでいる。これらの施設は五輪後に全てが取り壊されるわけではなく、様々な用途に転用される「レガシー(遺産)」としての役割を期待されている。例えば選手村の跡地は総戸数6000戸のマンションに生まれ変わる予定で、新国立競技場周辺は「にぎわいと風格を備えた世界に誇れるスポーツの拠点」(東京都都市整備局)を目指すという。

 一方で、近年では五輪用施設が計画通り活用されなかったり、五輪開催が逆に経済にダメージを与えたりする「負のレガシー」も問題となりつつある。今年2月に閉幕したばかりの韓国・平昌では、アルペンスキーの会場跡地を巡って「環境回復派」と「施設活用派」が対立し、合意を得られないまま荒れるに任せた結果、土砂崩れのリスクが生まれているという。また先日リオデジャネイロの国立博物館で火災が発生し、2000万点に及ぶ収蔵品が焼失した事件では、五輪開催のあおりを受けての施設予算が削減され、老朽化への対策が取れなかったことが被害拡大の原因となった。五輪のレガシーは、正の遺産になるとは限らないわけだ。

【 メダルの材料が足りない!金属回収に「チャンス」の声も 】

 五輪を目指すアスリートが欲してやまない「メダル」の材料が足りないとして、五輪組織委が全国にメダル用の金属を提供してくれるよう呼び掛けている。東京五輪で必要だとされるメダルは金銀銅合わせて5000個だが、東京五輪でアスリートたちの首に輝かしいメダルをかけるためには、あと約4900キロの銀が必要なのだという。

 本来は不要となった携帯電話などから回収するが、それでも足りず、現在は広く国民全体に提供≠募っている。こうした動きにインターネット上では「まるで戦時中の供出」との批判もあるが、一方で「不用品を無料で処分できるチャンス」という声があるのも見逃せない。

 というのも、組織委が提供を募っているのは、不要になった携帯電話やタブレットに加え、パソコンやオーディオプレイヤーといった小型家電も含まれる。パソコンは小型家電リサイクル法に基づき、本来なら処分するのに最低でも数千円がかかる代物。しかし五輪へ提供するとなれば、もちろん費用はタダで、自治体によっては宅配業者が家まで引き取りにきてくれるのだから破格の待遇≠セ。金属の募集は、必要量が集まり次第終了するという。

【 2年後を見据え…白熱するアジア大会 】

 現在、インドネシアの首都ジャカルタで第18回アジア競技大会が行われている。通称「アジア大会」と呼ばれ、4年に一度開催される、まさにアジア版オリンピックとも呼べる大会だ。

 アジア大会と五輪に直接の関係はないものの、ちょうど前五輪から2年、次の五輪まで2年という時期に行われるため、代表選手の成長を把握し、次の五輪で活躍する未来のメダリストを見出すのには最高の機会となる。2020年五輪が自国開催ということもあり、今大会は多くの競技がテレビで放送されているのも嬉しい。

 ちなみに1950年にスタートしたアジア大会が、これまで日本で開催されたのは2回。一度目は58年の東京大会で、翌年に控えた夏季五輪の開催都市決定に向けて、海外への招致活動を活発化させていたころだった。一計を案じた日本は国際オリンピック委員会(IOC)の総会をわざわざ大会直前の東京で開催。IOC委員らをアジア大会に招待し、そこでの運営ぶりをつぶさに見てもらうことで64年の東京五輪開催をもぎ取ったという経緯がある。

 なお二度目は94年の広島大会で、アジア大会にとって初めてとなる「首都」以外の都市での開催だった。

【 十二単をモチーフに…東京五輪の「コアグラフィックス」 】

 東京五輪の大会組織委は8月17日、会場の装飾や運営スタッフのユニフォームなど幅広く使われる色調の基礎となるデザイン「コアグラフィックス」を発表した。日本を表現する5色をそれぞれグラデーションに仕立てたデザインとなっていて、5色はそれぞれ「藍」「紅」「桜」「藤」「松葉」と、それぞれ日本人に日常から親しまれ、枕草子といった古典文学にも登場するなど歴史を感じさせる色が選ばれたようだ。さらに5色を基本に濃淡をつけたグラデーションがデザインに使われていて、組織委は「十二単(じゅうにひとえ)に代表される色の組み合わせ」である「かさねの色目」を用いて日本の四季折々の自然を表現したと説明している。

 ちなみに2016年リオ大会では青、緑、黄といったブラジル国旗にも用いられている色が、12年ロンドン大会では紫、ピンク、オレンジといった「精力的で若々しい」(公式サイト)色が使われた。

 コアグラフィックスは今後、会場の飾り付け、チケット、ボランティアのウェア、公式グッズなど多様な用途に活用されることになる。具体的な展開例や商品は来春に発表される。

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